すこし早いクリスマスプレゼントとして Kindle DX を買ってもらった。うれしい。去年は ipod touch だった。これもうれしかった。
で Kindle。英語が堪能な訳でも英語を学習したい訳でも青空文庫を読みたい訳でもなく、主に IT 技術書を読むために買ってもらう事にした。二日間位使った印象を書いておく。
先にまとめ
表示は無茶苦茶見やすくてすんごい軽いので便利。けど既存のPDF出版との相性は100%ではない。また操作性に劣るので「VisualBasic1000の技」みたいな辞書系は微妙。
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読んでみたファイル
細かく述べるつもりはないけど一応先に列挙。
- Oreilly:
はじめての ruby, ビューティフルコード, PDF Hacks, Real Workd Haskell - 達人出版:
Ruby環境構築講座 Windows編 ,はじめる! Cucumber
上記の通り、全て PDF の話で AZW ではどうかわかんないし、暫く試す機会も無いと思う。
また、自炊or代行サービスのファイルに対しても試していない。
良い所(布教部分
- 表示は無茶苦茶見やすい。知らないお年寄りが不思議そうに覗きこむレベル。
- あとすごい軽い。裏紙多めに挟んだバインダー位な印象。書籍と共に通勤して肩や腰を痛めた事がある IT 土方は今すぐ検討すべき。
- 軽くて薄くて取り回しが良い。何冊も入る。なので、喫茶店での孤独学習にもよろしい。テーブル案外狭いし重いの辛いのは通勤と同じだし。是非サンプル打ち用超小型端末と併用して、休みの日にガラガラ引いてルノアール出勤とかやめようぜと思う。>各位<誰よ/どうせPC持ってきたって Tumblr しかしねーんだし(余談)
- 液晶用アームじゃなくて、普通のデータ入力用の安物アームで固定可能(iPadの重量は安定運用は厳しい)。書見台のページ支え(用語?)でも保持できる。
- 視野角良好なので、机直置き可能。紙ノートのように反射ゼロな訳ではないので蛍光灯位置依存だけども。
PDF 出版物との表示的相性
- 無敵感を味わうには、一手間必要。でもそのままでもまあ平気かな程度。
- 余白のせいもあり若干小さな表示となる(このサイズでも!)。
問題なく読めるけど若干ムカつく事がある印象。少なくとも Kindle フルパワーを発揮している状態では無い。 - 余白さえ始末すれば相当グレートな表示。ライセンス的にいじるな!触るな!ではあるけども、とっととアンロックして PDF を直接加工するのが正しいと思う。
- 余白の自動でカット自動拡大機能はあるのだけれどヘッダフッタの罫線だのが邪魔をする。出版とか編集とか死ねとかいつも思う。
- しかも今回テストした電子出版では、ページ左下に購入時メールアドレスが挿入されるため、左側と下側の余白自動カットは 100% 無効。出版とか編集とか死ねとかいつも思う。
挿し絵の表示
- 図は一切問題無し。
- 自然画はまあ程ほど。
- 漫画は試してないけれど、絵のタッチ・データ作成方法によってはすごく相性が良いものもありそうな気がする。
- まあ全般的に、標準的な会社のプリンタで出したものより一ランク綺麗かなあと言う感じ。
操作感
- ページ送りは遅め
- 一つ一つのカーソル移動・操作も一昔前の電子手帳的なレベル。
- 検索はと言うと、そもそも日本語検索は出来ない。
- もし出来たとしても、検索主体での読書はこの操作性では厳しい。紙媒体かサブ端末はあったほうが良い。
- PDFではtable of contents 機能も無いので目次ジャンプすら出来ない。
- 範囲選択しての引用スクラップやノート付与もPDFでは不可能(だとおもう。AZWではそんなような機能があるっぽい) 。抜き書きは写メ、付箋はインクアプリ系?
読み進めるだけなら問題は無いけれど、何か捜す必要がある場合は別の手段が必要。必要なら検索用に手元の iPhone なり何なりに同じ物を置いといた方が良い。
教科書やソフトウェア工学エッセイ集みたいな一方向に読み進めるスタイルならば問題は無いけれど、辞書的な本だと厳しい。
図版満載の PDF に弱い?
- Oreilly の Head First JavaScript の PDF(36MB) 読ませると、ページ送りや縦横ビュー変更で数十秒待つ事があった。
表示しているページやタイミングによっても挙動が違うので、総容量の問題なのかどうかは?タイミングを見て前後のページをキャッシュしているような雰囲気もあり、その辺にも依存するかもしれない。 - 通常の PDF は問題なし。
- Real Workd Haskell など相当ぶ厚い部類(700ページ以上)でも問題なかった。
- Head First シリーズは相当特殊な体裁なので、他に該当する物は今のところ少ないと思う。もっと多彩なラインナップ(図鑑とか)がPDF出版された場合は若干問題になる可能性があるけれど、そんな事になったらたぶんAZW版が販売されるのだと思う。
※この問題に触れている人は事前リサーチでは見かけなかったので予想外ではあった。
番外:インターネット
- 3G だけど、これで見る位なら携帯でいいよって感じ。回線自体はあくまで書籍データの取りまわし用か。
- ヘボいデバイスしか出回って無い国(どこ?)で仮にサービスインしたら使うこともあるのかもしれない。
- でもじつはAmazon自体そこまでグロバーバルじゃなかったりする(これ豆な的余談
微妙に関係ないこと
そもそも PDF 自体オールドタイプ向けの媒体であって、本気の電子出版向けではないと言うのを再認識した。
電子ブックリーダーから PDF 対応が外れた日が、本当の自由の記念日なんだろうなと思う。
微妙に関係ないこと
スクリーンセーバーが美しくて所有欲を満たしてくれる。


